トラブル知らずの美肌をつくる食生活

Beauty&Health

こんにちは。ビューティクリエイターのMisaoです。
今回は、最も重要な「肌質改善をするための食事」のキホンのキです。これさえ気をつけていれば、あなたのトラブル肌は目に見えて変化します。

食事を変えれば、肌トラブルの改善だけでなく、透明感が出て内側から輝く肌になっていきますし、腸内環境が整って「免疫力」が上がったり、脳の働きが良くなったり、いいことづくめです。

肌質改善だけじゃない、心も体も健康になる

ダイエットといえば、糖質や油を控えるように言われ、ファーストフード、揚げ物、麺類などは目標体重になるまでガマンガマンですよね。


実は、肌質改善も同じです。糖質と悪い油を控えることなんです。

とってもシンプル。

結局は、肌荒れも肥満も食事が大きな原因の一つ。健康的な食生活が習慣になると、どんどん肌や体の調子が良くなっていき、体に悪いものを食べたくなくなる心の変化まで手に入ります。

スィーツはダメ、揚げ物はダメと言われるだけでは、ただの我慢だけで辛い思いを続けた結果、リバウンドしてしまうのはよくある話し。


積極的に正しい食事ができるようになるには、自分自身で納得するだけの知識があった方が自分自身をコントロールすることができ、継続します。

肌質改善ができた後は、少々スィーツや油ものを食べてもすぐに回復できるようにもなりますので、まずは苦しい時期を乗り越えるところまで頑張りましょう。

糖質を控えるとアンチエイジングにもなる。

まずは砂糖を控え、油の質を変えてください。これだけで十分に肌に変化が起こり始めます。

食事のメインは白米、パン、麺類だと思いますが、白米は玄米に変え、パンや麺類は油の摂取が増えますので控えめにします。

軽症であろうと重症であろうと、白いお砂糖を使った食べ物はすべて辞めましょう。大丈夫です。一旦良くなれば少々食べても大丈夫な体になります。良くなるまでの辛抱です。

白い砂糖を使った食べ物は加工品が多く、小麦粉やバターなどを一緒に入ったものが多いもの。

これらの食べ物は短期的に血糖値を上げ、過剰な糖質を下げるためにインスリンが大量に出て、血糖値が急激に下がります。これが体に負担がかかり、また過剰な糖質は糖化という反応が起こって、体が焦げる状態をつくります。

ホットケーキやどら焼きなどは、焼くと茶色くなってますよね。これが糖化です。血液中のブドウ糖が過剰になると牛乳、卵などのタンパク質と結びつきAGEという物質に変わります。

AGEは糖でベトベトになって硬くなり柔軟性を無くしたタンパク質のようなもの。あまり想像したくありませんね。

このAGEが体内に蓄積されると、シミ・シワ・たるみなどの老化が進みます。

AGEは高熱で調理するほど高くなり、炎症を起こします。

生→ゆでる→焼く→揚げる→レンジ。この順番で高AGEになります。電子レンジでの再加熱がもっともAGEを増幅するから驚きますね。

できるだけ砂糖を摂らない生活がよく、どうしても甘味料を使いたい場合はできるだけ下記の甘味料を使用してください。

  • アガペ
  • メープルシロップ
  • 未精製のはちみつ
  • ラカント
  • ステビア
  • 米飴

白砂糖に比べると高価で甘みも足りませんが、せめて自宅で甘味料使うときは変えて見てくださいね。

良質の油に変えれば肌の炎症が改善される

次にお伝えしたいのは、油の質を変えることです。

油って悪者のイメージが強い方がいますが、良質の油は体を健康にし、美肌にもなります。

よい油に変えるとどんなメリットがあるの?

人間の体は60兆個の細胞でできています。その細胞の細胞膜は、油(脂肪)でできているんです。体は細胞でできていますから、質の悪い油(脂肪)でできていたら、肌も体も悪い影響がでてくるのは想像できますよね。

特に脳は60%も油(脂肪)でできているから、脳の状態にも影響があります。無意識によい食事を摂ろうという思考が芽生えてくるのは、よい油(脂肪)を摂り入れてきた恩恵でもありますね。

人間の細胞は絶えず代謝を行い、新しい細胞に入れ替わっています。皮膚の細胞の入れ替わりは28日〜56日。加齢とともに周期は延びます。体の部位によって新陳代謝の周期は変わりますが、体の75%は約1ヶ月で入れ替わり、95%は1年で入れ替わります。

ということは、1ヶ月食事内容を変えるだけでほぼ全身に健康的な細胞が手に入るということです。

それに、よい油を摂るとAGEがたまって起こってしまう炎症も防いでくれます。

油(脂肪酸)の種類

では、よい油ってどんな油のことでしょう。

油には常温で固形になる「飽和脂肪酸」と常温で液体になる「不飽和脂肪酸」があります。「不飽和脂肪酸」は化学構造により、「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」にわかれます。

参考:ALL ABOUT 健康・医療より

とくに大切なのは、体の中で作ることができない、「必須脂肪酸」と呼ばれる「多価不飽和脂肪酸」のオメガ3(n-3系)とオメガ6(n-6系)です。

その他の脂肪酸は体内で作り出せますが、オメガ3とオメガ6は食べ物から摂るしか方法はありません。

理想の摂取量もすでに分かっていてオメガ3:オメガ6=1:4の割合です。

上の図を見ていただくと、オメガ6(n-6系)は、意識しなくても摂取する機会が多い油なので、普通に食事しているとオメガ6に偏ってしまいがち。アメリカではオメガ3の40倍もオメガ6を摂取しているそうです。

オメガ3とオメガ6は体内で全く違う働きをするので、バランスが非常に重要で、オメガ6に偏った食事はアレルギーを促進したり、血栓を作ったりします。

これが肌にも悪影響を及ぼし、アレルギーや乾燥、敏感肌、ニキビ肌を起こす原因にもなっています。

重症度によって食べられるものが違う

アトピー性皮膚炎の方は、重症になると入院する必要がある皮膚病です。

重度の方はステロイド等の薬を併用しながら、食事改善を行うと早い回復が期待できます。そんなときも重視したいのは糖質を控え、よい油を摂取することです。

悪い油ってどんな油?

最も悪い油は、「トランス脂肪酸」です。アメリカでは使用禁止になっていますが、残念ながら日本は普通に販売して使用されています。マーガリンやショートニングがその分類になります。

クロワッサンやポップコーン、クッキーなどに多く含まれているので、大変身近に摂取してしまう油なので要注意。

加工や加熱など人工的に手を加えると特に毒性になります。

AGE同様、油を高温調理すると油が変質し、悪い油になります。お弁当に入っている揚げ物などは酸化も進んでますし、避けたいところです。

意外な盲点はドレッシングです。体によいサラダを食べているつもりでも裏ラベルを見ると「食用植物油脂」と書かれています。ドレッシングは油控えめだと砂糖が多くなってますので、砂糖が多いか油分が多いかの違いです。肌にも体にも負担があるので、ドレッシングとマヨネーズは避けたいですね。

外出の際には、店員さんにお願いすればドレッシングを別にしてもらうことができます。大抵は美味しく感じるために、たっぷりのドレシングがかかっていますので、外食の時も工夫しましょう。

オリーブオイルはエキストラバージンオイルが体によいのですが、加熱は不向きなんです(意外ですね)。油控えめに炒めたりして、なるべく調理の後にかけたりする工夫すると良いと思います。

意識的にオメガ3を摂取して、体質を変え肌質改善するには、手作りのお料理が一番ですね。

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