美肌になるためには、合成界面活性剤を避ける

Skin Care

こんにちは。ビューティクリエーターのMisaoです。

毎日欠かさず、綺麗な美肌を手に入れるためにスキンケアを行っていますよね?
実際、お手入れをし続けて、満足のいくお肌が手に入っていますか?

おそらく、あなたは長年コスメジプシーを繰り返し理想のお肌にならないからこのブログを読んでいるんだと思います。

もちろん肌質には遺伝性があり、何をやっても何をつけても強靭なお肌の持ち主はいらっしゃいますし、持って生まれた敏感肌の方はいます。

ただ、毎日のケア次第でお肌は大きく変わるんです。

脱スキンケア

これは極端ですが、美肌になりたければ「脱スキンケア」が最も近道です。
それは、スキンケアをしないということ。

北里研究所病院美容医学センターには美容ドックがあります。その美容ドッグを受けた83%の人がお肌が乾燥してボロボロ。健康なお肌の人はたったの13%しかいなかったというデータがあります。

美容ドックを受けるほど美意識が高い人たちですから、確率的には美肌の判定を下してほしいところでしたが、結果は違っていました。

残念ながら、美肌な人は100人に1〜2人程度しかいない言われています。

それに、コスメ好きほどお肌がボロボロな現状。過剰なお手入れがトラブルを招いているのです。

どんなお肌が美肌?

お肌の表面にある角質層の中には角質細胞があり、その細胞と細胞の間を埋めるようにしてあるのが「細胞間脂質」です。この細胞間脂質の主成分は油分と水分でできていて、重なり合ってミルフィーユ状の構造になっており、これを「ラメラ構造」といいます。

このラメラ構造が整っている状態になると、美肌の5原則「うなはたけ」が揃います。外部の刺激から守り、トラブル肌を防いで老化を緩やかにします。

う・・・潤いがある
な・・・なめらか
は・・・ハリがある
た・・・弾力がある
け・・・血色がよい

ラメラ構造の働き

ではラメラ構造は、肌のバリア機能を担う美肌には大切な存在です。

美しい肌の人は、このラメラ構造が整っていて、ラメラ構造が乱れてしまうと肌のバリア機能の低下に繋がります。

ラメラ構造の水分は「NMF(天然保湿因子)」と油分の「セラミド」でできています。肌の水分蒸発や外敵ダメージから守り肌のバリア機能を高める役割があるんです。

肌のバリア機能が高い状態を保つことに気を付けていれば、あなたの悩みである肌トラブルも大きく改善に向かうでしょう。

肌のバリア機能を低下させる合成界面活性剤とは

お肌のバリア機能が低下するのは、化粧品、肌の乾燥や摩擦、刺激からなります。

冒頭で、脱スキンケアをお伝えしましたが、女性ならお化粧をしてより美しく魅力的に見せたいからお化粧をしますよね。

メイクアップコスメやUVクリームを塗ると、必ずクレンジングや洗顔が必要になります。女性はTOPでメイクが必要なため「脱スキンケア」から脱出できないのです。

もしトラブル肌や敏感肌になっているときは、早い回復のために「脱スキンケア」に徹してください。洗顔はぬるま湯で洗い、何も化粧品を付けない、もしくは乾燥がひどい時だけワセリン等で保護してください。塗り薬が必要な場合は短期集中で塗り薬は塗ってくださいね。

お化粧をする前提で化粧品を選ぶ時に最も気をつけたいのが、合成界面活性剤入りの化粧品です。

それは、肌のバリア機能を大きく低下させる成分だからです。

なのにどうして化粧品に配合するのかというと、界面活性剤とは、化粧品にはなくてはならない原料だから。その役割は、洗浄力・水と油を乳化させて分離を防ぐなど、使用感を良くする目的でも配合されます。

界面活性剤はイオン性(電気を帯びる性質)により4種類に分類されます。

陰イオン界面活性剤
(アニオン界面活性剤)
・刺激:弱い
・特性:洗浄・起泡
・親水基が(-)に帯電
石鹸・シャンプー
食器用洗剤・衣類洗剤など
陽イオン界面活性剤
(カチオン界面活性剤)
・刺激:強い
・特性:柔軟・殺菌
・親水基が(+)に帯電
柔軟剤・トリートメント
殺菌剤・除菌剤など
両性イオン界面活性剤
・刺激:ほぼなし
・特性:pHによって柔軟・洗浄に変化
・アルカリ性の時:親水基が(-)に帯電して陰イオンになる
・酸性の時:親水基が(+)に帯電して陽イオンになる
ベビーソープ・帯電防止剤
食品用乳化剤
非イオン界面活性剤
(ノニオン界面活性剤)
・刺激:ほぼなし
・特性:乳化・可溶化・洗浄・起泡
・帯電しない
化粧品用乳化剤
食品用乳化剤

界面活性剤は水になじみやすい親水性(親水基)と、油になじみやすい親油性(親油基)の両面があり、水と油が分離せずになじませることができます。

どうして合成界面活性剤はお肌に悪いの?

一般的にもっとも多いのが、陰イオン界面活性剤です。洗浄力が強く泡立ちがいいのが特徴です。低刺激のシャンプーなど使ってみると泡が立たずに使いにくいと感じたことありませんか?

泡がよく立つと好まれやすいため広く使われています。身近なものですと、油汚れに強い食器洗剤は、ほぼ半分が界面活性剤で作られています。

この油汚れに強い洗剤を使うと手が荒れて困った経験がありませんか?
これが界面活性剤を避けたい理由なんです。

シャンプーや石鹸、洗顔料は泡立ちがよいですよね。これでお顔を洗っているとなると・・・そう手荒れと同じで肌バリアが壊れてしまうのです。

シャンプーで洗えば髪がパサパサに。顔を洗えばツッパるでしょう?

だからその後に、ヘアトリートメントや乳液・クリームを使って滑らかに潤いを与える必要がでてくるのです。しかも、保湿する陽イオン界面活性剤は陰イオン界面活性剤の洗浄よりももっと刺激が強いんですから要注意です。

でも洗えば保湿しないとカピカピに乾燥します。だから洗顔料使わない、お化粧もしない「脱スキンケア」が最も美肌になるのです。

どうしてもメイクはしたい!これは私も同感です。だから化粧品を選ぶときは、できるだけ刺激の少ない両性界面活性剤と非イオン界面活性剤を選びましょう。

界面活性剤の表示名はこちらのサイトを参考にしてくださいね。
石鹸専科さん

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。