敏感肌のための化粧品の選び方

よい化粧品を選ぶ
Skin Care


ビューティークリエイターのMisaoです。

「敏感肌」にはどんな化粧品を使えばいいのか、悩んでいませんか?
あれこれ試したけど改善しない・・・コスメジプシーがあとを絶たないようです。

敏感肌にはっきりした定義はありませんが、子供の頃から敏感肌の人、大人になってから敏感肌になった人、普通肌だけど乾燥肌に傾いたり、時々ゆるぎやすい肌になったりすることで「自称敏感肌」と思っている人などがいます。

敏感肌とは

洗顔したり、お化粧品を塗ったりしたときに、赤みや湿疹、ヒリヒリ感が出る場合の肌状態のことを敏感肌と言われています。

体にも繊維が擦れることで痒みや赤みがでることもあります。

慢性的に敏感肌な方もいれば、季節の変わり目や化粧品の種類によって一時的に症状が出てしまう場合があります。

乾燥しているような肌状態の人が敏感肌と思っている傾向がありますが、オイリー肌の方でも敏感肌の方はいますので、保湿だけで改善できるものではありません。

健康な肌状態でない皮膚は、バリア機能が低下しており、外部からの刺激にとても敏感になっているため、痒みや赤みが出る場合が多いのです。

最も大切なスキンケアはバリア機能を整えること。バリアを壊さない化粧品選びが何よりも大切なんです。


化粧品は敏感肌に限らず、どんなに丈夫な肌の人であっても化粧品選びをテキトーにしてしまうと、後でお肌がボロボロになって大変な思いをすることも少なくありません。

化粧品には大きく分けて、ケミカルコスメとナチュラル・オーガニックコスメがあり、さらに普通の化粧品と医薬部外品があります。

医薬部外品の化粧品とは

医薬部外品とは、厚生労働省から認可を受けた有効成分配合された化粧品のことで、安全性・有効性など多くの試験をクリアしています。

分かりやすい例では、「美白」と書かれているものは、医薬部外品ですね。
認可を受けていないと薬機法(薬事法)により「美白」とは書くことも謳うこともできません。

普通の化粧品は全成分が多い配合順に記載されているのに対して、医薬部外品の化粧品は全成分記載の義務はないため、読み解きにくくなっています。

敏感肌の方はとくに合わない成分がある場合があるので、全成分をよく見て購入する必要があります。医薬部外品は何が多く入っているのか分からなかったり、効き目がある分、有効成分が強かったりする場合があるので注意が必要です。

医薬部外品というとケミカルなイメージが強いですが、ナチュラル・オーガニックコスメの中でも医薬部外品はあります。

植物由来でも有効成分で効果を認められたものが医薬部外品のオーガニックコスメとして販売されています。

良い化粧品を見極める

化粧品メーカーによって、ナチュラル・オーガニックコスメは植物の力が強すぎて敏感肌にはダメと言われたり、逆にケミカルコスメは合成化学物質でできているからダメと言われたり。

一般的には、ナチュラル・オーガニックは良い、ケミカルは悪いという風潮はあるかもしれません。しかし、天然成分の不純物でアレルギー反応がでることもありますし、逆に安全性の高い合成化学物質もあります。

それぞれの化粧品メーカーの持論がありますが、私自身はケミカルは悪い、オーガニックだから良いなど、そのような単純な分類をしていません。

ケミカルコスメでも、合成化学物質の原料がどんどん進化して良くなり、お肌に負担のかからないものが増えているからです。

他にも気をつけたいことは、「原料が食べられるものからできているからお肌に付けても安心。」
このように安心感をアピールする化粧品もあります。
しかし、当然ながら原料に気をつけなければいけません。


それは、体によいものがお肌にもよいとは言い切れないからです。

化粧品に使う原料は、化粧品用に精製されています。
例えば、オリーブオイルは食べることも塗ることもできます。
食べるためには搾りたてのオイルはフレッシュで美味しいから良くても、それをそのまま肌に塗ってしまうと刺激になる場合があるのです。

また、しっかり不純物を取り除いて精製していても、お肌のバリアを壊したり、肌荒れの原因になる成分を配合していることも少なくありません。

化粧品はある一部分だけを見て選ぶのではなく、総合的な視点で選ぶことをオススメします。

まずはケミカルコスメとオーガニックコスメの特徴からお伝えしていきます。

ケミカルコスメの特徴

メリット

  • 安価な化粧品が多い
  • 種類が多く、目的別に選択しやすい
  • 保湿力が高く感じる
  • 即効性がある(シミ・シワ取りなど)
  • 美肌に見せることができる

デメリット

  • 良品のコスメが少ない
  • 肌バリアを壊す合成界面活性剤を使用しているものが多い
  • ほとんど石油系

オーガニックコスメの特徴

メリット

  • 肌質改善が見込める
  • 原料の効能が幅広い
  • 環境保護に特化している(動物実験をしないなど)
  • 安全性を重視している
  • ハーブなどの植物由来で天然

デメリット

  • 高価なものが多い
  • ケミカルコスメより種類は少ない
  • 使用感が悪い

今までオーガニックコスメが浸透しない理由には高価であることと使用感が悪いことでした。

しかし、ケミカルコスメとオーガニックコスメの使用感の差はどんどん埋まってきています。ケミカルコスメと遜色ない使用感なものも出てきました。

それに安価なオーガニックコスメも増えていますが、オーガニックコスメに見せかけて実はオーガニックコスメではないものもありますので、オーガニックコスメを使用したいのなら注意が必要です。

見極める基準として、オーガニックコスメ認証マークがあります。

世界でよく使われているオーガニック認証

「CosmeKitchen」より引用

オーガニックコスメ認証を取得していても天然100%ではない?!

これらの様々なオーガニック認証を世界的に統一しようと2010年にヨーロッパで「コスモス」認証機関ができました。

各認証団体の基準は違っており、石油系合成成分を使用している認証団体と一切不使用の認証団体があります。意外にも認証団体で基準が違うのです。

例えば安息香酸、ソルビン酸、サルチル酸などは合成防腐剤です。このような一部の石油系合成成分を安全原料として認めているのです。

原料によっては合成防腐剤を入れなければ、化粧品がすぐに腐ってしまうなどの問題が発生するからですね。

どうしても天然100%にこだわる場合は以下の認証マークの有無を確認して購入してくださいね。

石油由来合成成分不使用の認証基準団体は、「USDAオーガニック」、「デメター」、「日本オーガニックコスメ協会」になります。

それぞれのメリット・デメリットをお伝えしましたが、ケミカルコスメは瞬時にキレイに見せることが得意で、オーガニックコスメは緩やかに健やかな肌にしてキレイを育むことが得意。

もちろんメーカーによりますので一概には言えませんが、それくらいの違いはあるように思います。

植物のパワーに耐えられず、オーガニックコスメで肌荒れをおこして、オーガニックコスメは強すぎて合わないというお声も聞きます。

それは個々の肌の状態や使用する時期にもよりますので、安易に決めつけない方がよいでしょう。

お肌の状態が良い時に、新しい化粧品にチャレンジしてみた方がいいでしょうね。

私達が化粧品を使う目的


きめ細やかで、透明感があり、瑞々しく、いくつになっても美肌でいることではないでしょうか。

そのためには、何よりも肌バリアを壊さない、肌バリアを育ててくれる化粧品を選ぶことが美肌になる近道です。

どんな原料が入っていて、どんなスキンケアを推奨しているのか。

自分の今の肌の状態を知り、しっかり情報収集すること。

良い化粧品会社に出会ったら、良いコスメに出会ったら、一生コスメジプシーから開放されます。

何を使ってもダメだと諦めずに、信用できる人や化粧品会社から購入しましょう。

化粧品会社は魅力的に見せる分、パッケージや広告代などに費用をかけます。
敏感肌の人には見た目や華やかさよりも中身が重要!

コンセプトに共感できれば試して見る価値は十分にあります。

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